経営者と株価
多忙が続き、ブログの間隔が空きまして大変に申し訳ありませんでした。
さて、引き続き企業のトップやCFOの方たちとの面談を通じて、そこで感じたことがその後の業績(≒株価、時価総額)に連環すると、私が感じたことをお話しいたします。
1・財務諸表の科目の一つ一つについて、我が子を慈しむように語ることが出来る経営者が引っ張っている会社は「買い」。
決算数字の説明をするときに、その数字が良くても悪くても、一つ一つの科目についてまるで可憐な我が子のことを慈しみつつ話す親のように説明する経営者が引っ張っている会社は、その後の業績は安定的に推移することが多いです。
「企業経営とは、たくさんのかまどを同時に扱うようなものだ。」とハロルド・ジェニーン氏は言っています。一方、人間の子供は3歳位になるまで、しょっちゅう病気になります。(一姫二太郎とは言いますが、女の子だって大変です)。両方とも「基礎が出来たから、あとは放っておいても大丈夫!」などというものではありません。休む間もなく一時も目を離さず丁寧な手厚いケアをし続けなければなりません。
このため、もし、そのような経営者が自社の経営の結果である勘定科目の一つ一つについて説明する時間が与えられれば、良いところも悪いところも、そうなった理由や背景をきちんと把握しているので、当然のことながら慈しむように延々と話すことが出来るのです。
ただし、通常の決算説明会では、経営者にはこの時間が十分には与えられていません。従って「話せるけど話さない」のか、「話したいが話せない」のか、見極めが重要です。
「話せない」経営者は、この類の質問が出ると、「なんだ、終わった期のことか。俺は今期の数字とか、中期経営計画を話したいのに。」と不満そうな顔をするばかりか、隣の経理担当者に回答を振ったりします。細かい数字はともかくポイントは経営者自身が話すべきです。
以下、次回に続きます。(「ブログの文章が長い!」と注意されていますので、このへんで。)
加藤正明(アレックス・ネット株式会社 代表取締役)
企業価値と投資価値向上の手段としてのIRを、より尖らせるべく奮戦中