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2005年09月 アーカイブ

2005年09月19日

「無党派」とは変な言葉と思いませんか?

選挙でいつも決まった政党を応援し投票する人は、多数派ではありません。そして、この層こそ最大のターゲットゾーンとすることで選挙に勝てることが、今回の衆議院選挙で証明されました。
ならば、「無党派層」などという、いかにも「関心が無くて、水に漂うホテイアオイ」を連想させるようなこの言葉は失礼ですし、この層を大切にしているというメッセージが伝わりにくいと思います。
確かに色々なものに対して固定的なファンは存在します。しかし、多くの人たちは、例えばコンビニ、雑誌、テレビ局などを、コンテンツやその時々の状況によって選択しているのではないでしょうか。そのような多くの人たちに対し「無店舗派」とか「無銘柄派」などという言い方はしないでしょう。あまりに当たり前だからです。確かにこれらのことと政党支持の根拠となる思想とでは、単純に並べることは不適切でしょう。しかし、今の日本では、資本主義か共産主義かで政党を選ぶ人よりは、資本主義の中でどうか、で政党を選ぶ人が多いと思うのです。
要は、関心が無くて「無党派」になっているのではなく、「関心が高いがゆえに無党派」になっている人が多いのです。つまり消極的ではなく積極的に無党派になっているのです。従って彼らは「無党派」ではなく、「超党派」「越党派」「優党派」などと呼ぶべきです。
個人投資家も、「顔が見えない」とか、「費用対効果の点で問題」などといわれるときがあります。「顔が見えない」という理由だけで個人投資家IRはいかがなものか、などといった意見も時々聞きますが、「無党派」と同じく個人投資家は様々な価値観を持つ人々の集まりなのです。その意味では、未だ顕在化されていない価値を理解できるのはまさに個人投資家ではないでしょうか。どの企業にとっても、個人投資家もまた、マーケットにおける重要なプレイヤーであることを認識すべきなのです。

2005年09月27日

民主党の敗因(コミュニケーションの立場から)

小泉自民党が大勝し、民主党は大きく議席を減らした先の衆議院選挙。今ではその事後論争すら少なくなってきました。そのような中でこんなことを申し上げるもノンビリしているのは承知の上で、コミュニケーションの視点から民主党の対応を見てみます。大きく3つの問題点があったと思います。
�有権者にとって「選択できること」が、如何に強力な武器であるかを、もっとアピールすべきだった。「高速道路のレストラン」とか、「町のコンビニ」が「1軒しかない場合と2軒以上ある場合のサービスの違い」を挙げて、競争原理の重要性を、なぜもっとアピールしないのかなと素朴に思います。
�他党の批判が多かった。批判することは、自信が無いと思われるし、何よりも、いつも聞かされる国民は不愉快になり、気分が落ち込む。落ち込む気分にさせる人とは組みたくなくなります。
�テレビ討論などで、回答が長すぎる。初めに結論をズバッと言わないと、言いたい事が伝わりにくいし、やはり自信が無いと思われる。

より重要なことは、いざという時にこれらのことを自然に強調できるように、普段からの準備が欠かせないということです。そのためにも日頃のモニタリング、シミュレーションが大事なのです。

2005年09月29日

杉村太蔵氏を活用すべし。

杉村さんがいよいよマスコミからバッシングされてきました。武部幹事長が心構えというか緘口令を敷かせているにも拘らず「旧い話」などが喧伝されています。私は「太蔵さん、気の毒だな」と感じると同時に「自民党にとってもったいない」と思うのです。
その理由は、杉村氏は有権者に対し、ご本人、そして自民党をアピールできる潜在的な大きな力を秘めていると思うからです。
国会議員がいくら言葉を弄しても、映像で見ると、うそかまことか、開示しているか、隠しているかというのは、相当のレベルまで判ってしまいます。杉村さんは嘘が少ないし、何より嘘が嘘だと判ります。つまり透明性が高いのです(もちろん、その確認は取れてはいません。しかし、そう思わせることが力となるのも事実です)。
今や開示する質・量の高さと透明性の高さが、発信者に対する信頼性の根本となる世の中です。これまでの自民党の議員さんは強持て、慇懃無礼、顔の皮が厚いためか本音が判りにくい方が多かった(失礼!)。そのため、選挙では毎回トップとはいえ庶民からの人気は今ひとつでした。
この先も「無党派層」という大きなターゲットを対象にするとしたら、杉村さんのキャラクターを上手く活かせば、本人だけでなく党のイメージアップに大きく貢献する可能性を秘めていると思います(運用が難しいとは思いますが・・)。

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