賛否の開示を!
この17日にヒューザーの小嶋社長の証人喚問が行われる予定です。耐震強度偽装を知らずに入居した人たちは誠に気の毒で、国と自治体が建替えなどの費用を負担することは止むを得ないと思います。でも税金投入するのであれば原因究明と再発防止のために、証人喚問でもなんでもできるものはやるべきです。税金を払っている人がその使途を厳しく監視するのは当然です。これが先ず1点。
2点目。昨年の暮れに小嶋社長の証人喚問が自民党の反対で否決されたそうですが、私が判る範囲ではその時のテレビや新聞では誰が反対したのかを知ることができませんでした。その頃、或るテレビ番組に与野党の議員が出ていたのですが、野党もマスコミの人たちも自民党の議員に対して「具体的に誰が反対したのか?」を追求していませんでした。
郵政民営化法案への賛否についてはとても明白(過ぎ?)でしたが、他の案件も同じです。我々は個々の議案・案件に関して、誰が賛成し誰が反対したのかを知っておかねばなりません。
これは企業についても基本は同じです。5月からの新商法では定款自治で役員の力がさらに強化されます。役員が完全に株主の代表であり企業価値向上に邁進すれば良いのですが、米国の某企業のように自己保身に走ると当事者以外全てのステークホルダーが困ります。ここは是非、誰がどの議案に賛成し反対したのかを開示して欲しいと思います。もちろん国家の安全保障や企業の技術、ノウハウ、顧客の秘密、M&A、その他極秘に属する件は別であることは当然です。ですから先ずは言えない事実についてはその賛否のみ開示。場合によっては一定の時間をおいてから開示するようにすれば良いのです。それもまた「適時開示」と言えます。中身が判らないのに開示することに意味があるのかという批判が必ず出るでしょう。それでも良いのです。出来ることから進めていけば。