中国の経済事情-3
前回に引き続き北京の平均収入の具体的な事情を見てみよう。調査によると、毎月の個人収入は、約50%の人が1,000〜2,000元、40%が1,000元以下、残りの10%が2,000元以上であるといわれている(1,000元は約14,000円に相当)。
一人っ子政策は「小皇帝」という有名な言葉をもたらした。しかし、現在この「小皇帝」の教育が大変なものとなっている。この数年間で、中国都市と農村の個人預金の目的に関する様々な調査を行ったところ、どの地域でも子女の教育費用が第1位に挙げられている。北京に住む趙さんの娘は今年大学に進学した。趙さんによると、彼の子供は1999年に進学校と言われる中学校に入学したが、前後期制の学期ごとに少なくとも5000元の授業料を払わなければならないため、3年間の授業料が3万元(約42万円)に達した。さらに、普通の授業以外にも、かなりの生徒が補習授業を申し込んでいるので、年間の補習にも2,000〜3,000元が費やされている。一般家庭は、生活に困っていないが、教育にかなり苦戦しているらしい。(今月は中国の経済事情。次号につづく)