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中国の政治事情-6

 中国経済が発展したのは事実であるが、この発展の裏にはいろいろな問題点が現れている。前回話した腐敗問題以外では、国内民族問題や台湾問題も大きな課題となっている。中国では台湾問題を中国国内の問題として扱っている。日本政府も公式に一つの中国という政策をとっている。1972年の「中日共同声明」第三項には、日本政府は中国政府の「台湾は中華人民共和国領土の不可分な一部である」という立場を「十分理解し、尊重し」と書いてある。その為、中国向けの印刷物や資料、展示会のポスターなどでは台湾を中国の一部であると理解される表記方法にしないと手痛い問題が生ずる。
 
 しかし、現実的にはかなりの日本人が台湾を一つの国だと思っている。一部の政治家も同じ考えを示している。何を考えているのかは個人の自由であるが、ほとんどの台湾人は三、四百年前に大陸の福建省から移民してきた人々の子孫であるという事実は知っておくべきだ。台湾の有名政治家である李登輝、陳水扁、呂秀蓮なども皆福建移民の子孫である。現在、約2,300万ある人口の内、98%が漢民族であるが、その中の80%の人が福建省の方言の一つであるミン(門の中に虫という字)南語を使う。台湾の原住民は僅か2%程度である。(今月は中国の政治事情。次号につづく)

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2005年11月25日 19:40に投稿されたエントリーのページです。

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