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2005年12月 アーカイブ

2005年12月04日

中国の政治事情-7

日本人はよく「台湾語」を一つの言語として考えているが、正確には、世界には「台湾語」という言語は存在していない。「台湾語」を台湾の人々が使う言葉として考えてもいいが、言語学の表現としては不適切である。「台湾語」は正しくは「ミン南語」と呼ばれる。「ミン南語」は現在の中国福建省の方言で、南部アモイ辺りの人々が日常生活で使っている言葉である。台湾人の大部分が福建省の移民の子孫であることから見ると納得できるだろう。

また、日本で翻訳・印刷する時、よく「台湾語で訳してくれ」、「台湾語のカタログ」という言葉を耳にする。「ミン南語」は方言であるため、文字をもっていない。実際、台湾で使われている文字は中国語の繁体字で、いわゆる現在の日本の漢字とほぼ同じような文字である。まとめていうと、台湾で使っている共通語は「国語」(ペキン語)で、繁体字で表している。そして、方言としてかなりの人が「ミン南語」を使っている。(今月は中国の政治事情。次号につづく)

2005年12月13日

中国の政治事情-8

日本のテレビや新聞では、「台湾」と「中国」を並べて二つの国のように表現しているのをよく目にする。民主主義国家の日本で、個人やマスコミがどう表現するかは自由だと思うが、「一つの中国」という政策をとっている政府がもしそのような表現をすれば、大変な政治問題となるだろう。実際、中国本土ではずっと「大陸」と「台湾」という表現を使ってきたし、台湾のマスコミなどでも殆ど同じような方法をとっている。もし中国と貿易を行っている会社などであれば、表現方法については注意すべきである。特に中国大陸、香港、台湾に支社をもっている会社がホームページやカタログ等を製作する時或いは中国の展示会に出展する時には、「中国」・「香港」・「台湾」を同列に表現することは絶対に控えるべきだ。できるだけ、「中国大陸」・「台湾」或いは「支社がある国と地区:中国、台湾、……」と表現したほうが良いと思う。去年中国マクドナルドのホームページでは台湾を国と表現したため、ハッカーの攻撃を受けたという例がある。(今月は中国の政治事情。次号につづく)

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