日本で生まれたカラオケは、中国では少し事情が異なる。中国には二種類のカラオケがある。まずは普通のカラオケ、これは日本のものとほぼ同じである。北京で「麦楽廸」(メロディーの音訳)と呼ばれるカラオケが代表的なものである。もう一方はかなり違っており、いわゆる日本のキャバレーとスナックの混ぜ合わせたようなものである。中にはたくさんの若い女性が居り、個室で彼女たちと一緒に飲んだり、歌ったりすることができる。入口では大体「○○歌庁」或いは「○○歌舞庁」という名を冠している鮮やかなネオンがチカチカしている。また、インターネットの情報によると、あちこちに売春を行う店があるそうだ。警察も一生懸命取り締まりを行っているが、なかなか撲滅出来ない。去年、出張で北京に行った時に、旅行社のガイドの方から「先日、日本の観光客が変なカラオケで70万円も取られたんです。」ということを聞いた。観光先で、こんな大金をとられて、どうするつもりだろうか。(今月は中国の社会事情。次号につづく)