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中国の社会事情その3

中国方言の中で有名なのは広東語とミン南語であるといえる。中国の広東省と香港は広東語の流行地区で、福建省の南部と台湾及びシンガポールはミン南語の流行地区である。中国大陸全土では北京語(普通話)が普及しており、ほとんどの人(一部の少数民族と山奥に住む人々を除く)が北京語を自然に使っている。ただし、中国南部には方言が多いため、現地に住む人々の間の日常会話は方言を使う場合が多い。ほかの方言しか話せない人と会話する時には皆共通語の北京語を使う。台湾では国語教育が進んだ結果、かなりの人が北京語を話せるようになったが、文字は繁体字を使っている。
一方、香港はちょっと事情が違う。1997年、中国に返還する前の香港の標準語は英語で、人々の日常会話では広東語が使われていた。普段は英文以外には繁体字を使う。また、広東語自体が文字を持っていないため、一部の小説、漫画などでは広東語で表現したい時に口語字という当て字(繁体字と外字)を使っているものもある。1997年以後、香港では母語(中国語)教育に力を入れ、今日までにかなりの成果を得た。しかし、現在も英語と広東語が優位にあり、漢字のほうもまだ繁体字を使っている。流れとしては、今後北京語と簡体字がさらに香港の社会に浸透していくのは間違いないが、香港各大学の英語授業の事情と広東語の伝統から見れば、かなりの歳月が必要になるであろう。

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2006年02月25日 15:33に投稿されたエントリーのページです。

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