中国には約700校の4年制大学がある。この中では北京大学、清華大学、復旦大学、浙江大学などが最も有名で、日本の東大に入るのと同じくらい難しい。
1977年に中国が大学受験制度を回復してから30年近いときを経て、大学は大きく変化した。一つは、大学生の数。前世紀の八十年代、ほとんどの普通の4年制大学では在校生が5千人未満であったが、現在ではどこも万人大学を目指している。
二十数年前、筆者の母校の在校生は3千人前後だったが、今では12,000人いると言われている。
すでに新聞などで指摘されたとおり、中国大学の教育問題の一つは目標なしに学生を募集していることである。専攻などの設置が変化しつつある中国の社会情勢に合わないため、卒業生の就職が大きな社会問題となっている。
二十年前は大卒であればほぼ確実に公務員になれたが、いまでは大卒が公務員になるのがなかなか難しいため、ほとんどの人は自分で職を探すという道を選ぶしかないのである。
現在の中国ではかなりの卒業生が就職できずに街中でぶらぶらしていると言っても過言ではない。(今月は中国の教育事情。次号につづく)