中国の教育事情その3
中国でも日本と同様、大学を卒業しても就職がなかなか決まらない事情は前回お話ししたが、かつてはエリートの代表だった留学組みも就職は簡単ではなくなってきた。
中国では留学からの帰国者を「海帰派」と読んでいたが、発音も四声も同じの「海亀派(Haiguipai)」とよび、ふるさとの海岸に帰るウミガメにたとえて呼ぶようになった。
元々「海亀派」の中には博士学位がある人は「洋博士」と呼ばれる。彼らは国の優遇政策により、たくさんの恩恵を受けた。例えば、ほとんどの大学が帰国する博士に3DK以上の住宅を与え、また、引越し手当も支給される。もちろん、博士の家族も適切に安置され、子供の進学なども全然心配することがない。
日本では、博士学位をとって大学に教職を得た場合、まず助手からやるのは普通であるが、中国ではすぐ教授として招聘される場合はかなりある。そうではない場合、少なくとも常勤講師、助教授になれる。しかし、近年、事情はだんだん変わってきた。(今月は中国の教育事情。次号につづく)