来年5月頃、新会社法が施行されます。こんどの会社法にはいろいろな特徴がありますが、大きな特徴の一つに設立時の出資額の規制の撤廃があります。
明治以降、3つの大きな起業期があるそうです。第一は明治期だそうです。江戸幕府が倒れ明治の新体制に移行しました。この時、士農工商も崩壊し、これまでの存在基盤であった幕府・藩がなくなったため武士が失業し、 その武士が起した起業が「武士の商法」と揶揄されるものです。第2の起業期は1945年の終戦後だそうです。敗戦で軍人が外地より引き上げてきて商売を始めました。この新商法の施行が第3の起業期の引き金になるというのです。
これまでは、株式会社を設立するには設立時に1,000万円の資金が必要でした。有限会社の設立には300万円が必要です。この規制がなくなりますので会社が作りやすくなるのです。折角よいアイデアやビジネスモデルを持っていても資金の問題で会社が設立できないという制約はなくなります。会社勤めをしてもリストラで職を失う可能性があるなら、自分で会社を興しうまく行けば第二のマイクロソフトになる可能性に賭けるという若者もでてきます。起業者が多くなれば、そのなかなら新興市場に上場する企業も多くでてきます。確かに起業しその会社を大きくするのは大変ですが、上場という楽しみは何にも代えがたいものでしょう。今度の新会社法で日本経済の活性化を大きく後押しするかもしれません。