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昨年、IRで質問を多く受けた事項は、2つあります。一つは時価総額を高めるにはどうしたらよいかという永遠のテーマです。もう一つは説明会等を投資家に効果的に見せるのはどうしたらよいかということです。
見せ方は技術的なことですが、大切なのは第一の時価総額を高めるにはどうしたらよいかという点です。これは「基本に帰る」ことが一番なのです。時価総額を高めるための基本とは「さらなる利益の成長をもたらすビジネス展開」を作ることなのです。投資家が、企業に投資するのはその企業の利益が拡大するという「夢」があるからなのです。いくら割安に放置されていても「夢」のない企業は、投資する意欲もわきません。ですから万年割安に放置されるのです。成長する企業では、利益を社外に流失することなく社内に貯めておき、次の成長原資に使うことが投資家に報いる方法といえます。
一方の成長しない企業の場合は、利益を投資家に配当の形で還元することが投資家の要求にあっているのです。ですからできるだけ配当を高くするといったことで株主に報いるのです。
この基本に帰れば、時価総額は増加しますがこの基本が難しいのです。成長企業の場合は、利益の増加をもたらすビジネスモデルの構築が重要となりますが、これには競合相手も同様な行動をおこしますので、いろいろな対策をしなければなりません。このような問題が多々出てきますが、投資家に納得させるような収益モデルの構築が重要なのです。