決算短信の英訳
外国人投資家の投資の一助になるように決算短信を英訳する企業が増えています。投資家に地域・言語に格差のない投資情報を伝えることは大切なことです。日本人の投資家にばかり顔が向いてそのための投資情報を発信するのは今の時代にあっては時代錯誤の感を免れません。公正な株価形成のためにはいろいろな価値基準をもった投資家が参入していなければなりません。国際化の時代なのですから、各国のいろいろな投資家の判断を仰いで公正な株価を形成する必要があります。そのためには決算短信の英訳は是非必要です。
ただ100%日本語を正確に翻訳するだけでよいのだろうかいう問題がでてきます。先方のニーズと違うのではないかという可能性です。ある面で過剰スペックとなり、ある面では不足であったりする事は十分考えられますが、具体的にどの程度の情報ならば先方が満足するかということです。
外国人投資家、又は、外資系のファンドで働く日本人ファンドマネージャーは、投資資料を作成して本国に送らなければなりません。
そこで相手の立場で考えてみましょう。相手は外国人投資家、又は、外資系のファンドで働く日本人ファンドマネージャーですが、そのレポートを手にするのは本国の投資家です。そこで、どこまで開示した情報ならば必要十分なのかは判断が難しいかと思います。投資家の要求には限りがないからです。ただ、基本は必要十分で簡潔なことではないかと思います。
そこでちょっと考えて見ました。投資の先進国であるアメリカに例を求めればよいのではないかと。アメリカ企業の決算短信と同じような形式・内容ならば、必要十分でかつ簡潔な情報として満足がゆくかもしれません。(日本の決算短信では不満だというわけではありません。)
まだ、具体的に日本の短信と詳細な比較をしたわけではありませんが、アメリカの決算短信やForm10-Qと比較すれば、何かおもしろい結果がでるかもしれません。